まよっている方へ
このホームページを見て、まよっている方へ。
「面接を受けてみようか、どうしようか?」と悩むのは当然のことだと思います、
以前に学校の先生や、カウンセラー、医療者、支援者との間で傷ついたり、失望したりといった経験がある方はなおさらです。
少し私の話をします。
私は人生に三度カウンセリングを受けてみようと思いました。
一度は高専生の頃、就職も決まり、あと半年以上楽しい学生生活を送ることができるはずなのに、
何のやる気も起きなくなってしまいました(スチューデント・アパシーと言います)。
別に就職が嫌だったとか、学校や人間関係に問題があったわけでもありませんでした。
結局カウンセリングには行きませんでした。なんだか、カウンセラーの先生は忙しそうだし、カウンセリングを受けるのは弱い人のすることだ、という思いがあったようにも思います。
二度目は結婚してから、夫婦生活が上手くいかなくなった時です。
これも、結局カウンセリングには行きませんでした。お金がないわけでも、時間がないわけでもなかったのですが、
やはり、行きませんでした。行けませんでした。
こんな事を言ったら、怒られるのではないか、笑われるのではないか、という思いがあったようにも思います。
三度目は臨床心理士になってからです、臨床心理士は自分自身のカウンセリングを受けることが推奨されていたりもするのですが(教育分析と言ったりします)、
やはり怖くて避けていたのです。
しかし、自分自身が面接を続けてゆく上で、自分自身の問題とも真っ向から向き合わなくてはならなくなりました。
面接に行きました。初めて先生の面接室に入るときまで、とてもドキドキしていたのを思い出します。
今では、一度目の時に行っておけば良かったなぁ、と
二度目の時に行っておけば良かったなぁと、とつくづく思います。
行っていたら、私の人生は変っていたでしょう。
なので、こうした面接に来るのを迷う方の気持ちは、本当によく分ります。
だからこそ、迷っている、という方にこそ、面接を受けていただきたい、と こころから思っています。
面接についての「関係性という視点」もご覧ください。